第203回
億万長者と個人投資家
香港では長者番付が不動産関連の事業者で全部占めています。
香港は小さな島ですから不動産事業がメインになります。
では中国本土はどうでしょうか。
現在でも数人の大金持ちがいますが、
今後人数はずうっと増えてくるでしょう。
業種でも不動産関係のほかに事業で成功した
各分野のトップ経営者が
次々と入ってくることが考えられます。
中国では今いろいろな事業分野で成長が続いています。
今後は企業を起こした成功者が億万長者の仲間入りをしてきます。
ですが、企業のトップは
その分企業を成長させていかなくてはいけません。
その点では苦労分が資産として形になります。
株式投資で億万長者になった人もいます。
アメリカでは個人投資家のウォーレン・バフィット氏は有名で
いつも上位に入っています。
バフィット氏の場合は個人投資家という面と
企業経営者という二つの面を持っていますので、
資産内容は純粋な投資だけではありませんが。
では一般投資家とこのような億万長者とは
どこが違うのでしょうか。
基本は会社を経営して利益をあげるか、
自己資金で株に投資して利益を上げるかの違いです。
個人的な投資では利益が全部自分に入ってきますが、
会社経営では
雇っている社員に給料を支払わなければいけませんので
社員のことも考えなくてはいけません。
企業経営をする人は
それなりに大きなリスクと利益が隣り合わせになっています。
個人投資家も同じですが
違うのは個人の場合にはリスクは自分だけで処理できる、
ということです。
会社経営では仕事がいやになったからといって
放り投げることはできません。
ですが、個人投資家はいやになったら株を手仕舞いし、
清算して決着がつけられます。
一般投資家にとっての目標は長者番付に入ることではなく、
自分の生活を将来豊かに過ごす資金を得るための投資です。
お金は幸せを手に入れるためのひとつの方法です。
それを手に入れたら
幸せになれる条件がひとつ手に入ったことになりますので、
その条件を手に入れるために株式投資があります。
人間には寿命があります。
お金は使ってこそ価値が出てきます。
今はそのような使えるお金を手に入れるために
中国株投資を行っていくべき時です。
ですが、「ハリー・ポッター」シリーズで利益を上げた
女性小説家のJ・K・ローリングさんが
552位に入ったのですから、
個人投資家でも将来アジアで
億万長者の仲間入りをする人が出てくるかもしれませんね。
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