第66回
北京大唐発電との討論
以下は北京大唐発電との討論の一部です。
・質疑
電力料金について、そのリスクは?
・答
電力料金は国家によって統制されている。
今年は25%の純利益率を想定している。
リスクについては今後は中国政府は市場を自由化させていく。
今後は競争を得て価格を決定していくことになる。
だが中国の経済が勢いよく発展して行っているいま、
リスクは少ない、
発電の燃料の石炭はコストの45〜50%を占めている。
石炭価格の変動が上下することによってがリスクだが、
当社では燃料の石炭は北部で生産されており、
発電所も北部にあるために
輸送費を低く抑えられるし
安定した供給が受けれるので当社にとっては利点となっている。
このために発電コストも低く抑えられ
競争力の点では有利だ。
・質疑
三峡ダムとのかかわりは?
・答
当社は三峡ダムのプロジェクトには参加していない。
大きな投資額が必要なことと
採算が取れるようになるのには大変長い時間がかかる。
・質疑
M&A(他の電力会社への買収)については?
・答
他の電力会社を外周して成長して行ってる電力会社もあるが、
買収する電力会社がなくなったら
成長は止まってしまう可能性が大きい。
当社でも電力会社を買収していくことは考えてはいるが、
採算ベースを重要視しており、
決して無理な価格での買収は行わない。
採算率が大事なことと、
会社にあった規模の投資を行っていくことで
着実に成果をこれからも出せていける。
このことは株主利益に反することは行わない、
ということでもある。
・質疑
北京オリンピックの時の発電の安全供給について
・答
当社は北京市の発電量の三分の一〜五分の二を供給している。
電力の安定供給では気をつけてやっており、
安全性にも自信がある。問題はない。
送電の安全ネットではアメリカ、ヨーロッパの
安全基準を参考にし、基準はクリアーしている。
<次回に続く>
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