第16回
投資資金はいくらからがよいか
中国株式市場に投資するとしたら
いったいいくらから投資していったらいいのでしょうか、
考えておきたいことは中国国民の年間所得は
年間で約12万円程度で
1ヶ月の平均所得は1万円程度だという事です。
もっとも広州や上海の所得水準は高く
60万円程度ですから月の平均月収は5万円程度にはなっています。
私は投資金額に対して1万円というのは
すごい金額だと思っています。
この1万円は中国の平均月収と同じだということもありますが、
1万円という単位はもう一つの金額の固まりであって
財産を築くための大元の役割を十分にはたしています。
ですから1万円を少しずつ貯めていき、
ある程度の金額になったら中国株を購入していけばよいでしょう。
少ない金額でももちろん購入できますが、
証券会社の手数料のことを考えますと割高になってしまいますので
平均20万円くらいの金額ならそう割高感はありません。
中国株を購入する場合、日本と現地の証券会社で
両方かかりますから短期売買の場合は
20%程度の利幅がないと儲かったという気にならないと思います。
問題は証券会社の手数料より為替に対して幾らかかかることです。
証券会社によっても違いますが
最大かたみちで43銭からのところもありますし、
15銭程度のところもあります。
またキャンペーン中ということで
0円のところもありますが、
キャンペーンが終わったらいくらになるのか不明です。
将来的には安くなって行くでしょうが、
今のところは投資家にとって不利です。
証券会社は為替で稼ぐのではなくて
手数料で稼いでほしいものです。
あと証券会社によっては
最低の取引金額が決まっているところがあるので
確認のうえ口座を開くことが大切です。
長期投資なら証券会社の手数料はさほど気にはなりませんが、
短期投資ならできれば3割以上値上りしたら
利益を確保するのが賢明でしょう。
貯金をするにしても1万円を毎月預金していっていたら
最終的に50万、100万円と貯まっていきます。
株を買うのも同じ要領で購入していけばいいのです。
まだ中国株ブームは到来していません。
それまでに少しずつ株を購入していくのがベストな投資方法です。
”千里の山も一歩から”です。
まずは歩き始めるのが大事です。
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