イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第12回
お金の価値の変動

強い国の通貨は将来値上がりします。
例えば1970年代の日本円は
アメリカの通貨ドルと固定相場制をとっており
交換レートは1米ドルが360円でした。
その後変動相場制に移行し
日本経済の発展により円の価値は上昇し円高になっていきました。
円高とは日本の製品を輸出する場合に
取引の相手国の通貨をたくさん貰うことですから、
例えばAという国が同じ製品を売り込んだ場合、
その相手国はA国に対しては日本に払うよりも少ない金額で
支払い決済ができるということになります。

ですから1980年代には強くなった
日本国の通貨に対して円高不況がありました。
その後日本は技術力とコストダウンで
のりきり更に発展してきたわけです。
現在中国の通貨元はアメリカドルと連動しており
1米ドル約8.27元です。
今後中国の経済が強くなれば元の価値を上げていくか、
変動相場制に移行していくことになるでしょうが、
多分為替規制の暖和に踏み切り
少しずつ元高になっていくことが考えられますし現実的です。

2年前のユーロの通貨は日本で1ユーロ約90円くらいだったものが
現在140円程度になっており50%以上の値上がりとなっています。
今中国の株を購入しておけば
将来元高になった時ユーロが50%以上値上がりしたように
為替でも利益をあげることができます。
実際A証券のレポートでは
元の価値は将来4倍になるだろうという試算が出ています。
つまり100万円が400万円になるということです。
私も10年以上先のことを考えると
3倍以上になっていてもおかしくないと思っています。
日本の円も360円から変動相場制移行後
1995年には80円になり4.5倍に値上がりしました。
今後は中国でも、中国企業の成長による株価の値上がりと
元高メリットで二重の利益が投資家に
もたらされる事に成るという事です。
中国経済が順調に推移していく限りは
私は安全な投資だと思っています。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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