第10回
一般的な人のポートフォリオ
普通の人は一生涯のことを考えて
預金なり投資へのプランを考えます。
Y.T氏のケースの場合、彼は現在五十代前半で
上場企業に勤めているサラリーマンです。
会社の持ち株会に入っており
自社株買い付け金額の資金の5%が会社負担となっているので
ここでも有利です。
30歳を過ぎた時に家を新築し、
そのローンはあと2年程で完済になります。
三十代半ばから個人年金に3本加入しており、
支給開始年齢は60歳からと65歳からです。
サラリーマンですから65歳からは厚生年金がつきますし、
預金の残高も2年後には1000万円になる予定です。
さらに金の地金も一定のグラムを確保しており、
最近20年間振込みの介護保険に加入し
これで打つ手はすべて打ったといっています。
これらの金額を支払った残りのお金が
彼の中国株投資に使われます。
中国株の簿価はゆうに500万円を超えますので
これだけでもひと財産といえるかも知れません。
普段は余計なお金は使いませんが、
会社の休みを利用して海外旅行、国内旅行を行ってもいます。
これがY.T氏のファイナンシャルプラン(人生設計)です。
彼の場合は預金と投資資金を分け、
実際にポートフォリオを組んで行っており
預金の方に重点がおかれています。
このような投資方法の場合は
精神的にも安定した投資ができるでしょう。
一般の人は家庭があれば大きくは冒険しづらいでしようし、
サラリーマンの立場の人なら
毎月一定の収入がありますので
このようなケースも参考になると思います。
要はどこまでの金額までなら投資してもいいだろうか、
その見極めが大切です。
この実に見事なY.T氏のポートフォリオと
180度違った投資の仕方をしている人がいます。
その人は私です。
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