第90回
あなたの身体の抵抗勢力は?
八綱弁証という物差しで身体を診る場合、
健康状態がおかしくなってきたときには、
身体に何らかのものが
過剰になっていないか・不足していないか
ということも疑ってみます。
例えば、食べ過ぎによる肥満では
身体に余分な脂肪や
コレステロールとか糖分などが溜まって、
高血圧・動脈硬化・糖尿病などの病気を
引き起こしている可能性がありますし、
血行障害やストレスなどで
身体に害を及ぼす過剰な水分や
「 血(おけつ)」などの停滞物が
溜まっている場合もあります。
このように、
身体に不必要なものなどの過剰によって
身体の不調が起こったものを「実証」といいます。
しかし、身体の抵抗力すなわち自然治癒力は
十分にある状態です。
一方、偏食や
少食などによる栄養不足の場合には、
鉄分やたんぱく質の不足による貧血や
ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの不足による
一種の栄養失調の状態が起きやすく、
身体も衰弱し内臓の機能も低下して
身体の抵抗力すなわち自然治癒力も不足してしまい、
病気にも罹りやすくなります。
このように、
気・血・水・精など身体に必要なものが不足して
身体の不調が起きたものを「虚証」と呼んでいます。
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