服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第545回
太陽エネルギーに感謝

太陽光蓄電を知っていますか。
太陽エネルギーを電気の力に変える装置のことですね。
ソーラー・バッテリーという言葉もあります。
それはそうですね。
あの巨大な、晴れた日には
必ず燃料で使えるエネルギーを
上手に利用しない手はありません。
しかも環境汚染の心配もないわけですから。

ところであのソーラー・エネルギーを
人間に利用できないものでしょうか。
もし仮に人間を電池のようなものだと考えれば、
必ずしも無謀でもないでしょう。
もっともなかには紫外線がこわい、
という人もいるでしょうが。

朝、いつもより10分だけ早く起きる。
毎朝7時に起るのなら、6時50分。
6時30分に起きる人なら、6時20分。
たかが10分なら不可能ではないでしょう。
そうすると、今の時期、
太陽はもう顔を出しているのです。
そして起きたままの姿でベランダに出る。
庭がある人は庭へ。
そして大きな声で太陽に向ってあいさつをする
「おはよう!」。「ありがとう!」。
だって太陽があるから私たちはこうやって
生きていけるのですからね。
もし太陽が無ければ暗黒の世界、
生物は生きてはいけません。

太陽と握手しよう。
太陽を抱きしめてみよう。
太陽が輝いている時には、
わずか1分でも充電されてゆくのが分ります。
というのはごく単純に
身体が熱くなってくるのです。
もしもそうしたいのなら、
パジャマを脱いでみる。
無理のない範囲で裸に近い格好で、
太陽に抱きしめてもらう。

つまりですね、
今日1日分のエネルギーを
太陽から充電してもらうのです。
ほんの2分でも3分でも良いのです。
太陽の力を自分の身体の中に頂く、蓄える。
力がいっぱいになるようにエネルギーを充電するんだ、
という気持が大切なのです。
だから「太陽さん、ありがとう」と
大きな声で叫びましょう。
すべての力というものは、
こちらが素直になって、
充電させて下さいと言えば、
必ず自分のなかに入ってくるのですから。


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