| 第283回小さな旅でリフレッシュ
 三崎口という駅を知っていますか。たとえば品川で京浜急行に乗ると、
 1時間と少しで終点、三崎口に着きます。
 場所は三浦半島の中央あたり。
 まわりはのどかな、緑の畑が広がっています。
 三崎口からバスに乗って約20分ほどで、三崎口に着きます。
 バスを降りた瞬間、気持の良い磯の香りが漂います。
 三崎港といえばまぐろ漁で有名で、
 魚屋が多いことは言うまでもありません。
 東京からわずか2時間で、静かな港町に着けるわけです。
 もちろん日帰りが可能で、
 手軽なリフレッシュとしては最高ではないでしょうか。
 つまりですね、朝ゆっくり家を出て、
 昼頃には三崎口に着けるわけです。
 ランチはもちろんまぐろでしょう。
 赤身やトロの刺身、寿司、鉄火丼、づけ丼・・・。
 食堂と呼びたいような、
 気取りのない店がたくさんありますから、
 食べるところには困りません。
 値段も東京から較べれば、
 かなり安く感じられるでしょう。
 さて、まぐろで満ち足りたところで、散歩しましょう。
 すぐ目の前の城ヶ島もおすすめです。
 クルマで橋を渡ることもできますが、
 漁船での渡しという方法もあります。
 渡し賃は300円。
 城ヶ島は♪雨はふるふる・・・ではじまる『城ヶ島の雨』で有名ですね。
 北原白秋は若い頃、
 約10ヶ月三崎に住んだことがあるのだそうです。
 このあまりに有名な歌は、
 実は三崎の宿の2階から雨の城ヶ島を望んで、
 想を得たと伝えられています。
 ついでながらこの宿は今も健在で、
 岬陽館がそれだということです。
 そんなこともあって城ヶ島には白秋記念館もあります。また白秋の詩碑も建っています。
 『城ヶ島の雨』は一例で、
 白秋は三崎、さして城ヶ島を背景に、
 数多くの詩をつくっています。
 明治の頃の白秋をしのんで散歩をしてみるのも面白いでしょう。
 さて、帰りにはこれと思ったまぐろを土産に帰りましょう。
 保冷材を入れて持って帰れるようにしてくれます。
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