第115回
インターネットで情報を集める
インターネットが使えるようになって
多くの情報が世界を駆け巡るようになりました。
検索をしていくと実に多くの情報があります。
経済学者の論文や統計センターのデータが
図書館に行かずともすぐに手に入るのですから
たいしたものです。
今はまだまだ英語の情報が多いことを見て
「世の中は英語中心になっていく」と
考えられるかたは多いと思います。
グローバル化は世界の共通語としての
英語の重要性を高めるだろうという考えです。
しかし、英語を使えなければ
インターネット社会では情報を取れないでしょうか。
いずれ答えがでるでしょうが
英語が決定的な障害とはならないように感じます。
インターネット上に今ある情報は
確かに英語のものが多いのですが
現在は英語を使う人が多くネットに参入しているだけで
他の言語のホームページがどんどん増えてきます。
今では、漢字で検索をかけると
中国語がどんどんヒットするようになりました。
ですから、日本語の情報も
参加者が多くなればまだまだ増えていくのでしょう。
情報伝達の方法が
従来のマス・メディア中心から変わりつつあります。
多少のタイム・ラグはあるでしょうが
海外の情報を現地の言葉や英語で入手して
日本語で紹介する人も
これからは多く出てくるでしょう。
5年も経てば、リトアニアやメキシコから
経済情報を発信する日本人が現れるかもしれませんし、
もしかしたら私がやっているかもしれません。
また、アジアの組織も企業も日本人に訴えたいことがあれば
日本語のホームページを作るべきとの考えに当然なるでしょう。
実際に今はまだ少数ですが日本語のホームページを発信している
企業があります。
従来の一過性でかつ地域が限られた情報が
データベース型でグローバル化したものに変化しています。
言葉の問題より
インターネットを有効に使おうとするかどうか、
これが情報に大きな差を生む時代になると思われます。
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