第57回
海外の証券会社のメリット
海外の証券会社に口座を開いて
直接に取引するメリットは、なんでしょう。
ダイレクトに情報が入ること、
取り扱い銘柄の制限がないこと
手数料が低いことなどです。
また取引単位も低くなり、数千円や数万円から投資が可能です。
その他にも以下のようなメリットがあります。
・リアルタイムで売買が成立するのが見られる場合が多い。
・売買の度に円貨に戻す必要がないこと。
・有償増資の権利・ワラント受取などの制限がないこと。
ただし、取引画面は英語であり、海外送金や税務申告など
多少の事務が発生するのも事実です。
行かれたことのあるアジアの国で、
「数十万円を投資して勉強してみる」
というくらいの気安さで考えるほうが開始しやすいでしょう。
取引を行うことにより、確実にその国が身近になります。
ただ、口座を開いたからこれで終わりという訳ではありません。
そこからが、世界へのスタートなのです。
今まで知らなかった国の知らなかった企業に出会うための
一歩と言っても良いのかもしれません。
海外に証券口座を持てば、
将来、日本国内の証券会社で自由に売買できるようになっても、
現地の証券会社とのパイプは強い武器になるでしょう。
財務諸表を含むいろいろな情報は
現地の証券会社などから提供されている場合も多いのです。
郵送のみで簡単に口座開設を受け付ける
証券会社もアジアにはあります。
しかし、私はわれわれがもっとアジアを知るためには
現地を訪ねるべきであろうと考えます。
昔は遠く離れた存在でしたが、
移動時間を考えれば、今では地方に住む人が
「東京にある店舗」を訪ねる感覚で行けるでしょう。
世の中はどんどん変わっています。
極東・中国とアセアンを含めて
20億人弱の人々が住む拡大アジア・オセアニア圏が
形成されるなどとは
考えてもみない人が多いのではないでしょうか。
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