第44回
国際分散投資の4つのメリット
私は国際分散投資でのメリットは4つあると考えています。
車のアクセルならば踏めばスピードがでますが、
資産運用の世界では自分でアクセルを踏むわけにはいきません。
ですから、スピードがでるような
場所や会社を見つけることが大切になります。
メリットは以下の4点です。
1.会社の成長による利益
2.国内・海外からのお金の流入
3.PERの増加を原因とする株価上昇
4.為替差益
○会社がどんどん発展し売上高や利益が多くなれば
普通、配当は多くなりますので、株価が上昇します。
成長する会社が多くある追い風の国は有利です。
○お金の流入は、株式市場へお金が集まることを指します。
国民にお金が貯まれば個人が直接に、
また、年金や投資信託も株式を買います。
外国人投資家もその国の企業業績が良くなるとか
国内の投資家が買うために株価が上昇するだろう
と考えれば投資資金を増やします。
○PERの増加というのは、ちょっと難しい言葉です。
わかりやすく言うと
これからもどんどん儲かるとみんなが思う会社は
儲かるスピード以上に株価がどんどん高くなるということです。
利益の増加率が高い企業は
今は高いと考えても、買って持っていれば、
いずれは得をするとみんなが考えるからです。
○為替差益は、
これから強くなる通貨を持てば為替差益が得られると
いうことです。
円とポンド、ドルの歴史を考えればわかります。
しかし、為替は政治的や投機的な影響を受けて動きます。
ですから短期的には
論理的に考えた結果で動くとは限りません。
長い目で見ることが必要です。
今、日本からの投資は投資国や企業を選べばこの四段ロケットが
フルに使えるのではないかと思います。
当然ながら逆に動けば四段ロケットの逆噴射になります。
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