第13回
ホームページで低い株価収益率を確かめる
タイの株式市場では株価収益率(PER)が低くなっています。
この数値が6とか7で同じ業績が続けば、
6年や7年で株価分の利益を
会社が稼いでしまう計算になります。
インターネットの画面で確かめてみましょう。
タイの株価について見てみます。
英語の画面なのですが、数字を見るだけなら
これで役に立つのです。
バンコックポストという新聞社のホームページ
(http://bangkokpost.net/stockex/)で確認できます。
※該当日のSTOCK EXCHANGE を選択してください。
会社名はシンボルと呼ばれる略称で表示され
例えばバンコックバンクのシンボルは「BBL」です。
ちなみに「ALIEN BOARD」というところでF株(フォーリン株)
が見られます。
一番右に「PER」が載っています。
2003年の5月現在では、6倍や7倍は結構あります。
セクター(分類)によっては株式市場平均より低いものがあり、
例えば
農業(AGRIBUSINESS)は割安なPERになっており、
娯楽(ENTERTAINMENT & RECREATION)や銀行(BANKING)は
割高になる傾向があります。
現地の個人投資家は、
主として短期売買をしていますから
急に業績がよくなりそうな会社とか、
流動性が高くいつも値段が動いている株式を主に売買します。
農業などは、地味な産業ですから
急に株価が上がることはないだろうと
考える人が多くいるため割安になるのだろうと思います。
極端に言えば、
値上がり期待で高値がついている会社と
高い配当を期待できるが値上がりが期待できないので
安値がついている会社に分かれます。
各国の株価の状態は違います。
その国全体の指標を見るだけでは充分でなく、
どういう買われ方をしているのか見ることも大切です。
|