第3534回
■永遠の青年さんからのＱ（質問）：年金は国家による詐欺ではないか？
（60代　男性）

年金を掛けない選択は
サラリーマンには出来ません。
収入の８％を毎月毎年掛けて40年経過したら、
支給を延期するとか、減額するという。
国家による詐欺と同じであると思います。

７％の運用で、10年で2倍になるのですから、
40年も掛けたら、16倍。
しかもずっと掛けつづけるのですから
25倍以上に為って当然です。
それを給付額が支払額を上回っているから、
良いほうですとは、白々しいことこの上無しです。

しかもグリーピアを含む基金を浪費した
年金運用責任者・管理は、何のお咎めなし。
これでは国民が政府を信用しなくなるのは
当たり前ではないでしょうか。

■ＱさんからのＡ（答え）

税金を払ったって、税金を受け取った人たちが
きちんとやってくれるという保障はどこにもありません。
私自身は厚生年金を払っても、
集めた人や国が上手に運用して返してくれるなんて
期待したことはありません。
貰う人が増えて、払う人が減れば、
貰えなくなるのが当たり前ですから、
私は40年も前に、
今に年金が貰えなくなる時が来ると言って、
厚生年金に加盟しませんでした。
うちの家内に言わせると、
「そういうことが起るのは
うちの息子たちの時代であって、
私たちはまだ貰えるんですよ。あなたは慌て者です」
と言われております。
しかし、理屈から言えば必ずそういうことが起るでしょうね。

加盟しないわけにはいかないというのだったら、
税金を取られていると思って下さい。
後はそれをあてにしないで自分たちで
老後の対策を取るのが正しいのではないでしょうか。