第3515回
■TNさんからのＱ（質問）：衆愚政治が許されるのは何故？
（70代　男性）

Ｑ先生、いつも斬新なコラムを提供いただき
ありがとうございます。

さて、今回は日本の政治について質問します。

先生は最近のコラムで、日本の政権政党が
選挙で衆愚政治に陥っていると指摘されています。
ローマは外敵ではなく
「パンとサーカス」を求める大衆に迎合し滅んだと
予言の書「日本の自殺」が見直されています。

国民に迎合するばかりの民主党のばら撒き政策が、
実行する前に今日の財政危機を
大きく招いたことにより、
野田政権は消費税値上げを打ち上げ
「税と社会補償の一体化」を実行する覚悟です。
今や日本の財政危機は待ったなしです。

国民に犠牲を強いる前に政治家・国家・地方公務員が
犠牲を分かち合うことは言を待ちませんが、
何故このような衆愚政治が許されるのか
先生のご意見をお伺いいたします。

■ＱさんからのＡ（答え）

１つの国が、隆盛したり、落ちぶれて行くというのは
必然的にそういう動きになっていきます。
偶然起るわけではありません。
世界中の歴史を見ても、
永遠に栄えている国はどこにもありません。
栄えれば必らず衰えるということです。
ですから、日本もそういう黄金時代を過ぎて
少しずつ左前になっているということではないでしょうか。

それに対して、なんだかんだと言っても
自分にそれを直すだけの力がないのに
頭を抱えてもはじまりません。
ですから、被害を受けないようにするにはどうするか
お考えになったらいかがですか。