■QさんからのA(答え)
昔々、私は歌謡曲の作詞をやったことがあります。
それは戦後初めての大不況で、
山一証券なんかが潰れたときのことです。
「まっくろけのけ」なんていうのだって、
みんな大不況の中で生まれた歌なんです。
そういうことが頭にあって
いくつか歌謡曲の作詞をしましたら、
レコードが3枚出て、
そのうち2枚がヒットになったことがあります。
もし私がそれ以外に飯を食う方法がなかったら、
そこへかじりついてあるいは今頃
そういう人たちの仲間に入っていたかもしれません。
でも最近見てもお分かりのように、
歌詞だって全く文学性がなくなってしまって
デタラメもいいところです。
これも時代の変化ですから、
それに文句をつけるのは
「歳を取った」というだけのことじゃないですか。
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