中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3487
■芸夢仙人さんからのQ(質問):生活保護について
(30代 男性)

Q先生こんにちは。
いつも人生の指針にさせて頂いてます。
よろしくお願いします。
老後の備えのために国民年金を真面目に払って
将来もらえる年金額が月額67000円程度で、
しかも支給年齢は上がり支給額は減らされる傾向です。

対して、生活保護の月額支給額は12万円ほどらしく、
扶養者などがいればその分加算され、
さらに医療費免除などの特典もたくさん付きます。

生活保護費で悠々自適、
朝から酒を飲んだり遊びまくっている人もいる
という話をよく聞きます。
生活保護費の財源は税金だと思います。
どう考えても、真面目に年金を払う人は
バカをみるシステムだと思うのですが、
なぜこのような理解に苦しむ制度が
世の中にあるのかが分かりません。

国の財政が破綻といってもいいような状況で、
なぜ生活保護は廃止か大幅カットにならないのでしょうか? 
生活保護制度について、先生のお考えをお聞かせください。


■QさんからのA(答え)

最近は生活保護費をもらっている人が増える一方だと
週刊誌に書いたら、
ボロクソに言われましたけれども、
実は年寄りが増えていくと、
そのうちに必ず年金が崩壊する日が来ると
40年ほど前に考えて、
産経新聞にその話しを書いたことがあります。
その対策として私と家内は厚生年金に入らず、
自分で自分が年をとった時の
用意をする道を選びました。

ですから、国やそれぞれの組織が集めたお金が
エライ目に遭っても、別に驚きません。
国や会社が自分の面倒を見てくれると
思う方がどうかしているんじゃありませんか。

恐らく消費税を増やすことになるでしょうが、
消費税を増やしても、商売がガタガタになるだけで、
問題を根本的に片付けることにはならないと思います。


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2012年3月18日(日)

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