■QさんからのA(答え)
今の世界の貨幣制度は、金本位制をやめて
アメリカのドルが世界の通貨として
通用するようになってから
国際貿易の決済をするために採用されたのです。
その中でペッグ制というのは、例えば
米ドルに釘付けにした貨幣制度でありまして、
そうすることによって安定が得られるということもあれば、
逆に矛盾が生じるということもあります。
香港ドルの場合は、米ドルと結びついていて、
今のところ人民元は不利な方向に動いております。
ただし、私たちが買っている株は
香港ドル建てになってはいても
実際は中国大陸の株が大半ですから、
その辺のところは微妙な位置にあります。
これをいちいち円に直して、
今自分の持っているお金はいくらだという計算をすると、
1つか2つの株しか持っていない人はいいんですけれども、
たくさん持っている人は、
自分の持っている株の時価を計算し終わったら
もう翌日の相場が始まっているんじゃないでしょうか。
人生他にやる仕事は一杯あるのに
頭がおかしくなりますから、
そんな心配をする人は香港株をおやりにならない方が
いいんじゃないでしょうか。 |