■QさんからのA(答え)
中国では昔は老酒と白酒が主なお酒で、
その後にビールが出来て、
今はほとんどの人がビールを飲んでおりますけれども、
最近は宴会になりますとほとんど大抵の場合、
ブドウ酒になりました。
但しブドウ酒の飲み方は他所の国の人と違いまして、
中国の人は乾杯乾杯とやりますので、
杯の中にちょこっとだけ入れて、
何十回も乾杯をやるという飲み方をします。
フランスや日本で飲む酒とは趣きが違います。
しかも中国の人の中にはワインに馴染まない人も多く、
ワインの上からコカコーラをいれて加え飲んでいる人もいます。
ですからフランス辺りのレベルの高いワインと
同じようにお考えにならないで、
いま挙げられた通天の場合は同じワイン銘柄の中でも
砂糖や水が混ざったんじゃないかと思うような
かつての赤玉ポート・ワインのような
レベルの低いワインです。
その分値段も安いわけですから
大変な勢いで伸びていまして、
長期的に見ればやがてワインメーカーの1つとして
皆の注目を引く会社にはなる可能性はあると思っています。
但し、同じ中国の中でも
今一番トップを占めているのは張裕ワインです。
張裕は日本の山梨県の人からワインの作り方を習っており、
その次の王朝はレミーマルタンが大株主で、
そして今の通天は自分たちだけで始めたものですから、
一番あとから追いかける会社の1つであります。
ただ、これだけ中国の人の生活レベルが上がって
なおかつワインを飲む習慣が増えれば、
そうバカにもできません。
少し時間がかかりますけれども
将来性のある会社の1つと考えていいのではないでしょうか。
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