中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第3014回
■井上@打浦橋@上海さんからのQ(質問):北京の物件

上海に住んでおります。
今日は、96年頃に北京で買ったマンションに関しての質問です。

当時は、外国人でも買える物件としては外銷房と言うのしかなく、
それを購入したんですが、
実勢価格の2倍以上の価格で買わされたと言う事です。
この事は、購入時にも薄々感じていたんですが、
数年後に強く実感したのでした。
つまり、その後、賃料はドンドン下がり、
物件価格も2003年頃には3分の1になり、
ああ、失敗だったなと、落ち込んでしまったということです。
ところが、北京オリンピックが近付くにつれ、
価格が購入時のものに戻り、
そして現在は、価格に関しては購入時の2倍以上になって、
まあホッと一息、いやそれを通り抜け、相当ウハウハ状態なのです。

さて、ココで質問です・・・北京の物件は
使用権70年と言う問題があり、私が購入したのが96年ですので、
あと50年チョイしかありません。
私はいずれ所有権に移行するものと見ていますが、
邱先生はいかがお考えでしょうか?
また、北京の物件はいつ売り抜けたほうがいいのか、
使用権70年代問題に絡ませて、お答え願えれば、と思っています。
よろしくお願いします。


■QさんからのA(答え)

お買いになったマンションは何回も水の中を潜って
一ぺん息のつけるところへ出たようですけれども、
とても良い経験じゃないですか。

あと50年経ったらどうするかなんて心配してるようですけれども
50年後はもう生きていないんですから、
そんな先まで心配することはありません。
それよりも今どれだけの収入を得られているのか、
その収入で自分が満足しているならばそのままでかまいませんが、
もう少し効果的な投資に切り替えたいと思えば
それを売って別の投資に変えることも視界の中にあります。
不動産は次々といくらでも新しいのが出来てきますので、
古い物件は淘汰される運命にありますから
その辺のところはご自分で判断して下さい。





←前回記事へ

2010年12月1日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ