中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2969回
■だいきちさんからのQ(質問):日本との上手な手の切り方

ご多忙の中、毎日示唆に富んだコラムを配信いただき、
誠にありがとうございます。
以前から先生の著書を読み
10年前より少額ながら中国株投資を行い、
07年に半分を売却した資金を頭金にマンションを一棟購入し
年間600万ほどの純利を得ております。
残りの「ただの株」は
残念ながら1,500万ほどに減ってしまいましたが、
09年から買増しを続けています。
負債はマンションのローン約9千万のみ。
給与年収は額面1,400万。
夫婦二人で生活費月25万円ほどの持家暮らしです。

老後を日本で暮らすのはハイリスクと考えており、
あと5年ほどで不動産を買い増して資産を増やし、
タイかマレーシアに移住しようと考えていましたが、
先生の「次の時代に借金は不向きです」を読み、
国内での不動産投資はもとより
財産を保持していることも危険と感じました。
日本との上手な手の切り方の指針をご教示いただければ幸甚です。

それとも
「この年までサラリーマンをやったのなら定年まで我慢」
と考えたほうが良いのでしょうか?
あと5年で52歳。
なんとも中途半端な悩み多き年齢です。


■QさんからのA(答え)

日本で働いていてちゃんと収入もあって
自分の家の他に人に貸して家賃収入もあるいう人が、
そう簡単に全部辞めて他所の国に引越しをするなんて
出来ないと思います。

この先、日本に持っている財産に国が多額の税金をかけるとか、
もしくは日本の国がもっと景気が悪くなって
不動産が安くなるということも起り得ないわけではありません。
2〜3国に跨って投資をしていれば、
どちらかが損をしても
どちらかがそれを補うということも起りますので、
なるべく安全な工夫が出来ればいいんじゃないでしょうか。





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2010年10月17日(日)

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