第2963回 ■カンコさんからのQ(質問):中国消防の見通し
こんにちは。 毎日楽しく拝見させて頂いております。
中国消防の株の見通しは、その後いかがでしょうか? 工場で消費される熱源も 石炭から重油への転換はスピードを持って進み、 さらにガスへ転換するのは もう少しタイムラグがあるのではないかと予想しております。 そうなると油は消防法では危険物ですので、 消防設備はより安全性を高める方向かと思います。 中国消防の業績も将来的には期待できるでしょうか? 今後も先生のご健勝を願っております。
■QさんからのA(答え)
日本でもかつて防火関係の株が高くなったことがあります。 その時私は意外に思ったことがありますが、 社会がそれを必要とすれば、設備も必要になるし、 それを手がけた業者は酬いられます。
ですから中国でも都市が次々と高層建築になって 消防のホースが届かなくなったら火事の時大変だから、 必らずそういう設備を国が先頭に立ってやるだろうと考えて、 中国消防の株を買ったことがあります。 でも中国では高層建築が出来てから、 皆怖がって用心してるせいか火事が少いんですね。 正月に北京で一ぺんありましたけど、ああいうのが3回4回あって、 空きビルでなくて人が入ってる建物だったら、 恐らく政府が先頭に立って 防火システム作りに乗り出したことでしょう。 もしそういうことが予想した通りに起れば 株価が上がるということもありますけども、 まさか火事にならんかなあと願うわけにもいきませんので、 待ち切れない人は消防車が来るのをイライラ待っているより 自分の方が逃げた方が早いんじゃないでしょうか。
2010年10月11日(月)