第2886回
■Q先生親衛隊さんからのＱ（質問）：これからの子供の教育

いつも正座し文章を拝見しております。
私は現在上海で働き、
今後も日本に帰らず中国でチャレンジしていきたいと考えています。

質問です。
小さな子供がおりますが
彼が大人になる20年後のためにいま私たち夫婦は何を考え、
どういった方向性をもって教育する必要があるでしょうか。
日本が今後、世界から落伍する時代を迎えたとしても
中国、その他の国で柔軟に対応し、
ビジネスチャンスを掴めるような人物に育てたいと考えております。
各時代、マーケットによってビジネスチャンスは異なり、
同じ方法は通用しないかと思いますが、
時代を掴む感覚を養う事が必要なんだと思います。
先生ご自身のご経験を含め
ご教授いただけますようお願いいたします。
もちろん私自身も成長し続ける所存です。

■ＱさんからのＡ（答え）

子供を持つ親としては、
子供の将来にもちろん関心があると思いますけど、
子供が自分の思ったように育ってくれると考えない方が
いいと思います。

普通は「親がなくとも子は育つ」と言いますけど、
坂口安吾さんは「親があっても子は育つ」と言っています。
親から色々な干渉があっても
子供は自分なりの成長をするんだから、
子供のことは放っておけと言うことです。
親として子供の将来を思うのは当然ですけども、
子供が自分の思う通りに育った人なんて
1000人に１人もいないんですよ。
ですからあまり期待しない方が
失望しないですむんじゃないでしょうか。