第2813回
■雪だるま9号さんからのＱ（質問）：不動産が大変なのはなぜ？

邱先生のお話を読んで勉強させて頂いております。

以前、先生のお話の中で
今後日本は、現金や不動産を持っている人には
大変な時代になる旨の内容のお話がありました。
現金は今後、日本が国債といった借金で傾いて行った時に、
円の価値が下がるので大変だとか、
インフレのために現金の価値が下がると云ったような
理由が考えられるのですが、
不動産はどういった理由で大変になるのでしょうか？

自分が考えるには、金利が上昇するので返済していくのが大変、
政府の増税で税金が上がって大変、などしか思いつきません。
申し訳ありませんが、先生のお考えをご教示頂けないでしょうか？
宜しくお願い致します。

■ＱさんからのＡ（答え）

ご自分でビルを建てたり、
アパートをお貸しになっていて大変と言うならわかりますけど、
そういうこととあまり関係のない人が
どうしてなんだと私にきいてもピンと来ないと思います。

不動産だから動かないと思ったら間違いで、
時代時代によってどちらにも大きく動くんです。
私が東京に来る前は、歌舞伎町の土地が１坪1,000円でした。
それが１億円まで値上がりしたし、
１億円まで値上がりした青山通りの土地は
景気が悪くなった途端に1,000万まで値下がりして、
軒並み10分の１になっています。
１万円でお金を借りて１億円になった人はホクホクですけど、
反対に１億円借りて買った時が1000万円まで値下がりした人は
跳び下り自殺をしても間に合いません。
どうして大へんでないと思うのでしょうか。