中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2773回
■中国人の前向き姿勢に学ぶ日本人さんからのQ(質問):
  どの都市に関心が?

いつも勉強させていただいております。

私は2月中旬、旧正月中に上海に行ってきました。
上海に友人がいて、一昨年に旧正月中の上海を訪ねて以来、
花火や爆竹の強烈さが好きで、
3年続けて旧正月中の上海を訪ねています。
最初のころは驚きで耳をふさいでいましたが、
今年はだいぶ慣れました。

私は今年から中国株を始めた中国株初心者で、味千や聯華超市、
上海友誼、百盛、安踏体育用品などの小売りセクターを回り、
実際に商品を買ってみました。
王朝ワインが、
友人宅からすぐ近くのファミリーマートに売っていたことに驚き、
友人と飲んだりもしました。
また、新幹線の和偕号で蘇州に行ったのですが、
旧正月にも関わらず、ショッピングエリアには人がたくさんいて、
びっくりしました。
日本の大和ハウスがマンション販売を始めたり、
大手GMSのユニーが来期に出店を予定していますし、
上海のベッドタウンとして、
これから発展する都市だという印象を強く受けました。
ご質問したいのですが、その時々において、その国の成長や発展、
そして課題を象徴するような都市があると思います。
現在の中国において、邱先生はどの都市に関心がありますか?
今後は、中国の内陸部の都市にも、
勉強を兼ねて積極的に訪ねて行きたいと考えています。
よろしくお願いいたします。


■QさんからのA(答え)

中国は広いところですから、
地域によってそれぞれ違うことがたくさんあります。

外国の人は中国と言うとすぐ上海と北京を連想しますので、
他の都市が見えなくなってしまいますけど、
私の場合は例えば商売をやるなら北京や上海でなくて、
それに負けないくらい人がたくさん居て、
家賃が安くて物がたくさん売れるところということで、
成都を選びました。
10年経ってみますと、そこへ私が誘致した
イトーヨーカ堂や伊勢丹はかなりの業績をあげております。
ですからどこで仕事をやるかについては、
上海や北京にこだわらず
中国じゅうをあちこちよくご覧になることをおすすめします。


←前回記事へ

2010年4月4日(日)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ