中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2744回
■ど素人さんからのQ(質問):発言の影響力

いつも先生の、
物事の本質を噛み砕いていただくお話に感服いたしております。
ただ長期スパンのお話の場合、
つねに「いったい何時から? 」とじれます。
時には忘れてしまって、
事が起きてから「しまった」と反省することもあります。
また短期スパンのお話の場合、
何時も先生が先にカードを見せていらっしゃるので、
「そうはさせまい」と言う人々を
動かしてしまいそうな気がいたしております。
その場合、予測の前提条件が変化して
結果が違ってくる恐れを感じたりもしております。

先生は、ご自身の発言の影響力をどうお考えですか?
不躾で、失礼な発言の数々、心からお詫び申し上げます。


■QさんからのA(答え)

私の書くものの中には、
時々銘柄とか株価に言及することがあります。
その場合は影響が大きくて、当然株価が上がることもありますので、
本当はとても神経を使ってるんです。

その場ですぐ買う人もありますし、
上がるのを見て上がってから買う人も当然居るわけです。
その企業に長期的に見てまだ先があればよろしいんですけど、
必らず途中で止まったり反落することが起ります。
その時にビックリして売ってソンをするということもあって、
そういう人が私のことを大へん悪く言うということが起ります。
株価に言及する場合にはそれを避けられませんので、
目をつぶって耐え忍ぶよりほかないんですけど、
そういうこともありますので、私は断定的な話をあまりしません。
私の場合は目先どう動くかというのはほとんど無視して、
将来性のあるものにだけ言及することが多いんですけど、
それだって思うように動くわけではありません。
ですから読者の方がそれぞれ自分なりに
判断していただくしかないんじゃないでしょうか。


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2010年3月6日(土)

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