第2596回
■losheさんからのQ(質問):未だに何もされていない状態では?
Q先生、こんにちは。
最近の、経済回復への相次ぐ意見
DJIA(ダウ)の上昇などについて、質問します。
100年に一度の金融恐慌は、
サブプライム・ローンの破綻(2007秋)から始まり、
翌年秋のリーマンショック(2008秋)で実体を見せ、世界を圧倒し、
世界経済は崩壊の淵に立たされたようです。よく分かりませんが・・
それが僅か2年で回復の兆しなどが見えるものなのでしょうか?
無論、DJIAはリーマンショック時のポイント(11,000)には
達しておりませんが、急速に上昇していますし、
その理由も私には分かりません。
又、ECB総裁のトリシェさんが
「世界経済が最悪期を脱した、転換点にある」(9/8)
と言いましたが、債務の不透明性では米国以上とウワサの
EUの責任者の発言には、本当に耳を疑いました。
100年に一度の大問題が、2年程で理解されるのなら、
"100年に一度の大問題では無い"はずだと思うのですが・・・
何か大きな別の問題にすり替わっただけではないのか?
国債という負債の全世界的な激増、乱造される紙幣に
市場が"NO"を言わざるを得ない状態まで放置するのか?
新たな金融工学のシカケではないのか?(今のDJIAの上昇)
今は3天井の2番目で、その後に大きな暴落が?等々が浮かびます。
長期的な展望で見ると回復始動が"今"では早すぎると思うのです。
未だに今回の破綻への反省も考察も処置も
何もされていない状態だと思います。
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