第2529回
■Q先生の一ファンさんからのＱ（質問）：農業分野の先行き

常日頃、計画経済と農業は相性が悪いのではないかと思っています。
共産国で、農業政策に失敗した例は多いのではないでしょうか。
インサイダー取引が常識の中国証券市場では、
共産党幹部の動向がつかめれば、
誰でもかなりの投資利益を得られましたが、
農業分野ではどうでしょうか。

Q先生は、最近農業に注目されている様ですが、
（水を扱う企業についてのお話もその一環だと思います）
農業分野は、5ヵ年計画、10ヵ年計画の事業とは
別の取り組み方の必要な分野ではないかと思いますが
先生はどの様に見ておられますか。

次に日の当たる分野を見つけて
いち早く投資するのが成長株投資の真髄だと教えて頂きましたが、
農業はどうも一筋縄ではいかないという思いが消えません。

■ＱさんからのＡ（答え）

私はこれから10年の間に
産業界がどう変わるかということを予想しながら、
次に打つ手を考えています。

その中の一つに食糧の不足というのがあって
農業に目を向けているわけですけども、
一筋縄に行かないのはもちろん農業だけではありません。
ですから農業が難しいと思うのは、
あなたのこれまでの経験と
日本の国で現に起ったことが影響しているんだと思います。
そもそも一筋縄に行かないことを
どうやって解いていくかというのが事業なんです。
もしご自分が一筋縄で行かないと思えば、
おやめになればよろしいわけで、
たとえ一筋縄で行かなくとも
自分はやるんだと思える人だけがやればいいのです。