中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2451回
duanmuさんからのQ(質問):創業のしにくい国

邱先生いつもコラムを拝見しています。
私今、飲食で起業すべく、プランを策定中です。
(成都留学中に知り合った金さんにかなり影響を受けました)
某金融機関や飲食での創業を支援している会社の方とコンセプト、
プランを練り上げはじめて早一年。
当初の自分のプランの甘さを実感し、
ここに来てようやく納得のいくものが出来上がりました。
今日、そのプランのコンセプトに合う物件を紹介され、
店舗を借り受けるべく不動産会社にアプローチをかけたら、
今度は保証人と言う大きな問題に遭遇しました。
何のために家賃の10か月分もの保証金を払うのでしょうか?
保証金はとる、保証人は要求されるはで、まったくもって??です。
創業に伴う資金需要を政策金融公庫の融資に頼るのですが、
それにしても高い利息を払わなければならない。
この国はなんだかんだいって、
創業のしにくい国のように思いました。

親に資産があれば良いのでしょうが、年寄りに負担はかけたくない。
いっそのこと、プランを採用してくれるような会社を探して、
雇われの身でも良いかなと思うようにもなってしまいました。

邱先生、この状況をどうやって乗り越えたら良いのでしょうか。
よろしくご助言いただきたくお願い申し上げます。


■QさんからのA(答え)

新しい仕事をやることには賛成ですけども、
そのための資金をあまりムリすると、後でとても困ります。
あなたが10ヶ月分も保証金を払うのに、
まだ相手から保証人も必要だと言われているとすれば、
きっと相手から不安がられるような態度を
あなたが取ったんじゃないかと思います。

一つの仕事を成功させるのだってとても大変ですから、
ご自分で、しかも借金をしてやるということになると、
私でも首をかしげてしまいます。
事業の経験を持つパートナーを見つけて一緒にやるか、
もしくは逆にそういう人のところで少し勉強をしてから
自分でやるのがよろしいんじゃないでしょうか。
あなたが色んな目に遭うのは別に国のせいじゃなくて、
あなた自身のことなんです。


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2009年5月17日(日)

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