第2402回
■losheさんからのQ(質問):今の世界問題の発端
Q先生、こんんちは。
最近の「100年に一度」などと、天災のように言う為政者に対し、
苦言を言いたく又、先生のご意見をお聞かせください。
津波や大地震と違って、この問題は人為的な問題ですから、
賢明な対策で対処可能なのは明らかです。
今の世界問題の発端は日本の政策にも在ったと、私は思います。
約6年間の日銀の政策金利0%が、今日の不況を誘発するまでの
踊り場景気を下支えする底上げ景気を創造したと思えてなりません。
世界中の銀行・ファンド・ブローカは、
低金利であるからこそ円を借りたのであって、
円にドル以上の信用を置いたとはとても思えません。
06年7月に"0"金利政策は解除されましたが、
円の低金利をテコに資本を増幅させ、高利率のモーゲージや債権、
商品市場へ投機することは今でも正しい投資行為に思えます。
ただその行為の幾何級数的な増大と現実との乖離が表面化し、
米国でまず"サブプライム・ローン"が破綻しました。
が、EUその他金融中軸諸国の負債の全体は、現在見えていません。
その資本の暴走に対して、
この6年間の政策実行に伴う現実を精査ない無知や世界的な無策が、
現在の円高と世界不況の大きな原因と思えてなりません。
少なくとも日本政府・日銀はこの不況の加害者であると・・・
思えてなりません。
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