第2343回
■カルモさんからのQ(質問):企業として優れているのは
半年ほど前からこちらで勉強させていただいております。
企業と株主、雇用者との関係について、自分の中では答えが出せず、
邱先生ならどのようにお考えになるかお伺いしたくなり、
質問させていただく次第です。
経済状況の悪化に伴い、
各企業とも決算の下方修正、赤字転落が相次ぎ、
企業の方は派遣社員の契約打ち切り、
場合によっては正社員のリストラなど
経営の健全化を図っているようです。
ただ、トヨタなどは赤字転落でも
株主への配当は出そうとしていると聞きます。
昨今のマスコミの論調は、
「雇用を守れ」「企業は雇用者の生活を守る義務がある(?)」
の一点張りです。
人材の確保も企業の将来を担う上で大事なことだと思いますが、
株主への配当を雇用確保へ向けて無配に転じ、
株主離れを誘発することを防ぐほうが
企業としては優れていると考えて宜しいのでしょうか?
投資家の視点、政治家の視点、派遣労働者の視点、
見方によって色々かと存じますが、
先生の視点でご意見伺えましたら幸いです。
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