第2340回
■私の長所は我慢強いこと…さんからのＱ（質問）：小型成長株

Ｑ先生、いつもＨＰで先生のお話を読むのを楽しみにしています。
先生の考え方は生きていく上で実際に役に立つので勉強になります。
ありがとうございます。

今日は、株について質問させて頂きます。
先生は以前、
大型株と小型株の区別はしないとおっしゃっておられました。
推奨されている銘柄もほとんど小型成長株だったと思います。
私自身も、今は小さくとも伸びしろのある会社の方がいいと思い、
将来有望そうな小型株をせっせと買い増ししています。

疑問なのは、大型の株は市場になにかニュースが出た場合、
株価が上下したり出来高が増えたり、良くも悪くも反応するのに、
小型の株は反応が無いこともしばしばあることです。
また、ファンドなどの機関投資家は、
ほとんど大型株しか買わないという話も耳にします。
このため小型株は誰も注目していないのではないか、
株価もこのままずっと平行線なのではないか、
と不安になることも、なきにしもあらずです。
こういった不安な気持ちを５年１０年と耐えていくことこそが、
小型成長株で成功するための我慢料
と解釈しておけばいいのでしょうか？
今一度、先生の見方を教えてください。

■ＱさんからのＡ（答え）

株をやる人は大抵が大型株・小型株という分け方をします。
大型株は当然投資信託の対象にもなりますが、
小型株では会社ごと買ってしまうことになって、
一人相撲になってしまいます。
従って投信の投資対象にはなりませんが、
小型株は成長盛りの子供のようなものですから、
見ている前で毎年売上げも利益も増えていきます。
その中で順調な成長をする会社が次の大型株になるわけですから
株価も一番大きく成長します。
ソニーだってキャノンだって昔は小型株だったんです。

潰れる心配のない大型株を買うか、
それともこれから大きくなる株を買うかは、
それぞれの人の考え方によって違います。
どちらでも構いませんが、
私の場合は当ればうんと効率のよい小型の方に
より魅力を感じているというだけのことです。
但し小型株は投信も買わないし、
日々の売り買いも少ないわけですから、
その点も考慮に入れて、色んな経験をして
ご自分で結論をお出しになったらどうですか。