中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2284回
Q'sカフェオーレさんからのQ(質問):食肉加工について

邱先生

毎日欠かさず拝読しております。
邱友会にも一度参加させて頂き、
手元にある著書もやっと30冊を超えたところです。
今は「食は広州に在り」を愛読させて頂いておりますが、
興味深い一節
〜豚肉と中国人〜についてご意見を頂けますと幸いです。

豚肉は中国の食に不可欠とのことで、
雨潤食品の人気の高さは納得できるのですが、
鶏肉加工業の大成食品は
あまり期待はできないということでしょうか?
外食産業や食の西洋化で
鶏肉の需要は高まるとの期待から注目しておりますが
株価は豚肉とは多少的に下降気味のようです。
不勉強で恐縮ですが今後のご見解のほどよろしくお願いいたします。

ますますお元気でご活躍下さいますよう願って止みません。
お体を大切に。


■QさんからのA(答え)

あなたは豚肉を扱っている上場会社と、
鶏肉を扱っている上場会社の比較をして、
私にお聞きのようですけど、
食肉のような生ものを扱っている会社は、
その時々の社会的な条件や、
自分の会社のやり方にとても大きく左右されます。

最近の伊藤ハムなんかを見てもお分かりのように、
ちょっとした手違いが大きな損害をもたらしますから、
株式投資の対象としては、不安定という感じはあります。
食品の会社は一歩一歩積み上げていくような仕事ですから、
安定度より不安定度の方が強いんです。
あらかじめそうしたことを考慮に入れて、
株を選ぶ必要があると思います。


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2008年12月1日(月)

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