中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2248回
Qさんの1ファンさんからのQ(質問):次世代の記録媒体

邱先生お元気そうで何よりです。
最近の質問に対する厳しいお答に些か躊躇しながらお尋ねします。
(質問自体少し首を傾げたくなるものも
確かに増えた気もしますが)

最近、本の売れ行きが悪い様ですが、
そう遠くない時期に紙に印刷された書籍類は、
メディアカードにとって代わられるのではないかと
考える様になりました。
既に電子辞書などという製品が身近に存在します。
DVDはビデオカセットに取って代わりつつありますし、
デジタルカメラで撮った写真は
SDカードなどに記録されるのが今や常識です。
DVDもSDカードなどという
メディアカードに取って代わられるのも直ぐのことでしょう。

そこで、お尋ねですが、この分野で、先行投資を考えるのに、
日本のメーカーを選ぶべきか、
他国のメーカーを選ぶかをお尋ねしたいのです。
また、この分野で
先生が注目されているメーカー群がもしございましたら、
何かヒントを示して頂ければ幸甚に存じます。
電器、印刷、金属、パネルメーカーなどを対象に考えております。


■QさんからのA(答え)

活字文化の全盛時代はもう終わりましたけど、
一ぺんに駄目になるわけではありません。
情報を提供するだけなら、
テレビもインターネットもありますから、
だんだん駄目になるのは止められませんけど、
テレビが出来ても新聞が生き残っているように、
活字文化は今後も生き残ると思います。
活字は情報を伝えるだけではなくて
文学やなんかは
他の手段で見るわけにはいかないところがありますので、
今後も細々と続いていくと考えた方がいいと思います。

但し例えば物の売り買いとか、どんな株を買うかとか、
そんなことは活字のようにまどろっこしいのを見なくても、
すぐにも情報が入りますから、
だんだんその方向へ動くと考えていいと思います。
そうした新しい情報伝達の手段として
どれを選んだらいいかとおっしゃっても、
それを私みたいに
まだ活字にこだわっている人に聞くのはお門違いです。


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2008年10月26日(日)

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