第2175回
■胡志明さんからのＱ（質問）：不安を克服したい

はじめまして。
小生は田舎の工業高校を卒業し
地元で一部上場製造メーカーに就職しました。
入社2年目の2000年にベトナム工場へ赴任、
ベトナムを気に入り、志願し駐在を続けています。
３年前にベトナム人と結婚し小さいながら家を建てました。

しかし、実は製造メーカーの仕事に対し
当初から興味を持てずにいます。
ベトナムでは管理職としての仕事を任されていますので、
勉強になりますが、
常にもっと違う自己実現があるのではと考えてしまいます。

ただ製造メーカーでの勤務経験しかない為、
一旦日本へ戻り、飲食店での経験を積み、
将来はベトナムで飲食店の経営をしたいと考えています。
（ホーチミンにはおいしい焼き鳥屋がないので、
焼き鳥屋からはじめたいです！）

そこで、迷っていますのは、
30歳目前でまた一から修行というのは無謀ではないか、
収入も不安定で
もしベトナムでの起業が挫折したら路頭に迷うのではないか、
という不安です。
このような不安を
どのような心持で乗越えていけば良いのでしょうか。

■ＱさんからのＡ（答え）

あなたはまだ30歳にもなっていないけど、
すでに海外で
日本の同年代の人たちとは違う体験を
たくさんやっています。
大抵の人は普通に就職をして、
30歳が近づく頃になって迷いを感じるわけですから、
普通の同年代の人に比べると、
良い体験をした上での迷いですね。

もう一ぺんサービス業からやりたいということですけど、
それが正しいかどうかは別として、
そうした選択のために犠牲を払うのは、
私から見たらいいことだと思います。
正しいかどうかは、
実際にやってみないと分からないですが、
何もやらないで迷うよりは、
うんとためになるんじゃないでしょうか。