■QさんからのA(答え)
事業をやっていると
それを巡る色々な条件が
いつも有利な方向にあるということはありません。
不利なことをどうやって解決するかということが肝心なのです。
たとえば墨龍みたいな会社は
石油を掘るパイプを作っているわけですけど、
石油が高くなって
世界中が必死に石油資源の開発をしていますから、
当然仕事はたくさんあります。
しかし、商品の輸出を米ドルで計算しますと、
ドルが下がるたびに不利な状態に追い込まれますので、
当然値上げについて話し合いをする必要がありますし、
またそうしなければやって行けません。
ですから墨龍の経営者だって真剣になって取り組んでいます。
それがうまく行くと思えば買えばいいし、
駄目と思えばやめてしまえばよろしいんです。
そのどちらに賭けるかによって売るか買うかが決まります。
あなたは墨龍の経営者をバカと思いますか。
それとも有能だと思いますか。
最終的には石油を掘る仕事は盛んになると思いますか。
それとも掘る人がいなくなると思いますか。
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