第2128回
■広島のｍさんからのＱ（質問）：無頓着なんでしょうか

いつも為になる情報を沢山に頂き有難うございます。
今回は株式分割についてお教え下さいませ。

中国株で決算内容が良くても
無配にする会社(東江環保）があったり、
チャイナモバイルの様に
この10年間一回も無償割り当ての無い会社が結構あります。
日本の昭和40年代の会社四季報を見ると
ほとんどの会社が無償や株式割り当てを行っていますが、
中国の経営者は万科企業等一部を除き
株価や配当に無頓着な経営者が多いのでしようか。

又、市場で高株価を維持してもメリットが無いのでしょうか、
それとももっと儲かりだして一株利益が良くなったら
続々と無償や株配を行う企業が増えてくるのでしょうか、
お伺いいたします。
ご自愛の上ご活躍くださいませ。

■ＱさんからのＡ（答え）

もしもしＱさんの中でも書いておりますけど、
中国の上場会社の中には
業績が良くても平気で無配にしている会社がたくさんあります。
株式会社というものがどういうものだということが頭になくて、
大株主である政府の上役の顔色ばかり見て、
株主を全く無視しているんです。

ですから私はこんなにたくさん上場会社があるんだから、
平気で無配を続けるような会社の株は買うなと言っております。
株主がそうやって経営の担当者に思い知らせる方がいいと思います。
もっとも会社の維持発展だけが頭にあって、
自分も含めて株主にガマンを強いている民営の企業もあります。
私はそういう経営者に
株主を大切にするようにアドバイスをしていますが、
株の上場がはじまってまだ歴史が浅いので、
何もわかっちゃいないという感じですね。