中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2076回
空想家さんからのQ(質問):株だけでいいでしょうか

はじめまして、Q先生を師と仰いでいるものです。
何とか師に近づきたく、5年ほど前より中国株をはじめ、
微々たるものですが、
少しずつ資金をふやすことができております。
銘柄決定の参考にさせていただいていますので、
大変感謝しております。

まだこんな事を質問するには早いと自分でも思っているのですが、
空想しているだけでも幸せですので、ご容赦下さい。
将来、ある程度の資産が築けた場合、
その資産をすべて株だけで運用するか、
それとも投資信託などの
リターンは少ないが安全性のあるところに分散するか、
もしくは不動産を買うか、ということで悩んでおります。
書店に並んでいる「成功本」を書いているような人は
ビジネスオーナーか、不動産のオーナーとして
資産をつくった人が多いようなので、
不動産かなとも思うのですが、
日本は元より
中国では不動産その物の投資は難しいというお話ですので、
迷ってしまいます。

先生、資産運用は投資に回せる分は
全て株に回してもいいのでしょうか。
それとも安全策をとった方がいいのでしょうか。
お願い致します。


■QさんからのA(答え)

私が初めて株をやってお金が儲かった時は、
株が一番易しいから、
株でふやせばいいじゃないか、と思いました。

でも、俗に財産三分法と言うように、
お金がふえると、不動産と株と、それから現金と
3つに分かれることが多くなります。
それをどの程度に持つかというのは、
個人によっても考え方が違うし、
時代によっても違うようになります。

試みにある時期、
不動産と株に同じだけのお金を入れて実験したら、
不動産の方は3倍にも上がったのに、
株の方は元手を維持するだけでも大へんということもありました。
逆にバブルの弾けた時は、
不動産は売ろうにも買手はどこにもいません。
ですから何をいくら持つかということは、
いま心配してもはじまりません。
実際にお金が出来たら自然に工夫するようになりますが、
それでもしょっちゅうやり直しをくりかえすことになります。


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2008年5月7日(水)

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