第2041回
■信州大好きさんからのＱ（質問）：スキーリゾートも中国人が？

はじめまして。
毎日の配信記事が大変勉強になり、感謝しております。

早速ですが、現在北海道のニセコや
長野の白馬のスキーリゾート地において、
オーストラリア人の不動産投資が活発化しておりますが、
やがてはその担い手が
中国人の富裕層に移行していくのではないかと考えております。

その理由として、
・日本に近い。
・雪質が最高である。
・ゴルフ場、天然温泉が豊富にある。
・夏期は避暑地として最適である。
以上のようなものが挙げられます。

先生はこの点につきまして、
とのようなお考えをお持ちになられますでしょうか？
宜しく御教示の程お願い申し上げます。

■ＱさんからのＡ（答え）

いま中国の外貨だけでも１兆５千億ドルを超えて、
今後も恐らく１年間に１割以上は伸びて行くことが考えられます。
そのお金が何に使われるかということになりますと、
スキー場に使ったりすると考えるのは
堤家の人たちの発想でありまして、
中国人の発想とお考えにならない方がいいと思います。

中国人はもっと儲かることにお金を使います。
たとえば、世界中の鉱山の権利を買い占める
といったことにお金を使う方が多いんじゃないでしょうか。
北海道の山の上まではなかなか届かないと思います。
そういうことよりも
いま世界中でお金に大変動が起っておりますので、
そのお金がどこに動いて行くかを考えて、
それにくっついて行って投資をするのが
一番現実的じゃないでしょうか。