第2039回
■トスカーナさんからのQ(質問):外国起業の本を
いつも書籍やコラムを拝読させていただいております。
日本人の外国での起業についてお伺いいたします。
そもそも日本人が日本で起業して
10年間存続できるのは5%程度と言われているようです。
大変厳しい現実があります。
国によって産業の成長力、活気が違うことを根拠に
先生は盛んに中国やベトナムのような
成長力ある国での起業をお勧めになっておられますが、
言葉の不自由な者が他国で起業し存続を続けることは
並大抵なことではありません。
例えば中国で活躍する日本人起業家の多くは
中国人通訳を雇用している現実があります。
また、中国特有の会社運営の難しさを説く書籍も存在します。
少なくとも日本人起業家が中国で事業を行うには
言葉の問題に対処しなければいけません。
零細起業家がいきなり通訳を雇うことは
かなりの負担となり事業継続性を阻害してしまいます。
先生は日本人読者に対して
事あるたびに成長国での起業を説いておられますが、
それについての基本的な方法論や気構えなどを
書籍として日本人読者に一度説いていただけないでしょうか。
率直に申し上げて、この点を実行していただかないと
無責任さすら感じてしまいます。
これについては多くの読者も
同様な思いを持っているのではないでしょうか。
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