中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2030回
超長期ホルダーさんからのQ(質問):建築関連産業について

日頃は楽しくハイQを読ませていただいています。

以前に先生が書かれた本の中で、
中国が成長する過程で、不動産関連株、
それと建築ラッシュに伴い建材関連株が大きく伸びるだろう、
と書かれているのを読んで、
この二つの業種の株を保有しております。

不動産市況の悪化がささやかれる昨今ですが、
不動産および建築関連産業について、
今後数年程度の先生の展望をお聞かせいただければ幸いです。


■QさんからのA(答え)

経済が発展すると富がふえますので、
余裕ができたお金で多くの人が不動産を買います。
ですから当然不動産の値上がりというのは避けられなくなります。
そういうことを頭に入れて
不動産関連がいいといまでも思っていますが、
素材を提供している会社の株を買うという話は、
あなたがご自分で考えたんじゃないでしょうか。

世の中は時代と共に変わって、
みんなの関心度が高くなったり低くなったり、
あるいは違う方向に向かったりします。
それを見ながら、もう盛りを過ぎたのか、
それともまだこれからなのか、ということについては
時代の変化を見ながら、
ご自分で判断された方がよろしいんじゃないでしょうか。

いまの中国は、
たとえば自動車と不動産とどちらに関心が向かうか、
その場合にどの会社が本命なのかというのは刻々と変わります。
いまの日本ではトヨタとホンダが
自動車業界の先頭を走っていますけど、
そんなこと30年前にわかった人はいないんです。
それと同じことが中国でいま起っているわけですから、
私に「どれ?」ときかれても答えに窮してしまいます。


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2008年3月22日(土)

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