第2018回
■ピンちゃんさんからのＱ（質問）：これからの不動産投資

いつも勉強させていただいております。
有難うございます。
不動産投資について質問させてください。

現在、日本にアパート1棟と区分所有のマンションを4戸、
上海に区分所有のマンションを１戸所有しておりますが、
日本はこれから人口減、経済もそれほど成長しないとなると、
中国やベトナムなどの成長国で不動産投資が有望ですが、
先生もこのコーナーで述べられていますように
現物の不動産より不動産株の方が、
わずらわしいことも無く良いのではないかとも思うのです。

しかし、私たちのような小額投資家が成功するためには、
レバレッジを利用する必要があります。
株の投資のためにお金を貸してくれる銀行はありませんし、
借金で株を買うのは危険すぎます。

これからの現物の不動産投資について
お考えをお聞かせ願えないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

■ＱさんからのＡ（答え）

中国で不動産投資をするのは少し勝手が違うと思います。
日本は中古品でもそれなりの値打がありますけど、
中国は自分の部屋の中だけ綺麗にして、
廊下も玄関も古くなると、本当にボロボロなんです。
ですから古い建物を買う人がいなくて、
値段が下がることもあるんです。
そういうような住宅を買うよりは
商売をやれる所や町のど真ん中にある事務所の方が
所有して収入を得るためには都合がいいんじゃないかと思います。

そういうことさえ頭に入れれば、
中国の不動産の上げ下げは株に負けないくらい激しいですから、
安い時に買って高い時に売ることもできれば、
そのまま持ち続けて収入を得るということも可能だと思います。

殊にまだこれから中国は
経済がどんどん発展する所ですから、
安い時に仕入れておけば、間違いないんじゃないかと思います。
不動産株を買う場合は、
もちろんお金も借りられませんし、株のことですから、
高くなることもあれば、安くなることもあります。
性格にもよりますが、
安心して寝られる投資の対象を自分で決めて下さい。