中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第2011回
まさなりさんからのQ(質問):頭の痛い問題を避けない

毎日楽しみに拝見しております。
先日邱友会で先生に
「先生は大変お元気でいらっしゃいますが、
健康法として先生がお気を付けになっていることはありますか?」
との質問があった際、先生は
「アタマの痛い問題を避けないこと!」とおっしゃいました。

アタマの痛い問題が起きたとき、
懸命に解決策を考えていると脳が腑活化されてきますし、
また、困難を乗り越えて解決が得られれば
その達成感によりますます元気を得られるように思います。
また、解決が得られるよう待つときには
生きる意欲も湧いてきます。
若いときにアタマの痛い問題を避けてはならないのは当然ですが、
何歳になってもこれが健康のもとのひとつになっている
というお話には大変感銘しました。

そこで、敢えてこの「健康法」について、
先生からさらになにか掘り下げたご意見がおありでしたら
拝聴させていただけたらありがたいと思い
投稿させていただきました。
先生のますますのご健勝とご発展をお祈りいたしております。


■QさんからのA(答え)

人間の身体も動かさないと立派な身体になりませんけど、
頭も同じで、ただポーっとしていても頭はよくはなりません。

ですから、次々と難しい問題が起っても、
それにめげずに対応して解決していくことが必要です。
段々頭の動きが悪くなってくると問題を避けるようになります。
それが老いぼれるということです。

そういうような意味では、
頭を使わなきゃいけないことがある方が
頭が衰えないですみます。
自ら求めて頭の痛い事を次々と考え出して、
頭の休まる暇がないという結果が
何とかボケずに済んでいるということです。
それでも早いか遅いかの違いがあるだけで、
いつかはボケてしまいますので、
私たちにやれることはそれを少し先に延ばすことだけです。
自分で仕事を作り、毎日が新しい日であり、
新しい問題で悩む
というやり方がいいんじゃないですか。


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2008年3月3日(月)

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