■QさんからのA(答え)
人間はよその国に行くのにもパスポートが必要ですけど、
お金はパスポートなしでも、
またそのままの形で入れない場合には、
他の形に化けて行くこともできますので、
世界中お金は筒抜けになって動きます。
したがってアメリカで起ったことが世界中に影響を与えることは、
大なり小なり当然あるわけです。
この影響は、恐らくもう少し長くなる可能性があります。
と同時に、影響の大きい所と小さい所の区別もあるわけで、
ヨーロッパよりは中国の方が影響は小さいでしょう。
快復の度合いも当然違ってくると思います。
いま起っていることは、
金融機関が貸したお金が返ってこないというだけのことですから、
またお札の印刷をすれば片はつきます。
したがって銀行の株の持ち主は変わりますが、
皆が予想するよりはそんなに打撃を与えない、
と私は見ております。
ただ何回かそういうことを繰りかえしているうちに
アメリカが地盤沈下して、ドルの値打ちが下がって、
中国やヨーロッパの発言権が
アメリカを上回る時代が来ることが考えられます。
でも明日にもそれが起るかということではありません。
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