■QさんからのA(答え)
公共投資に力が入ると言ったのは、
これからやる公共投資であって、
すでに出来上がった高速道路は、
もう公共投資の対象じゃありません。
過去の公共投資です。
もし高速道路が新しく計画されるのなら、
もちろんその中に入りますけど、もう一通り出来てしまいました。
同じ高速道路でも人の通らない高速道路が多いので、
そういうところの株を買ったらそれこそアウトです。
私が高速道路の株を買えと言ったのはもう7、8年も前のことです。
いま私の言う公共投資というのは、
これから新しく作る鉄道、これから新しく作る道路のことです。
高速道路よりも、下の道ができてないんです。
ですから、たとえばアスファルトを扱う小さな工事屋にも
陽が当るだろうと思っています。
また鉄道の仕事はふえる方向にありますが、
もともと国有事業だったのが私営化の方向に移されただけで、
効率の悪さはお役所並みですから、難しい面もあります。
それに比べると、環境保全の仕事、
またはゴミの処理や汚水の処理の仕事の方が有望です。
おそらく政府がいくらお金を払っても
やらなければならない公共投資は環境の改善でしょう。
ただし、環境保全も鉄道と同じように
役人がやっている会社もありますので、
民間企業としてやっているところに焦点を定めて下さい。
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