中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1950回
サトウさんからのQ(質問):蔵書について

40年来のQ先生のファンです。
以前、自宅建て替え中の頃でしたでしょうか、
有名人の書斎という特集号がありました。
その中で、Q先生の書斎もありましたが、
あまり"パッ"としないものでした。
ファンとしては、
「あぁ、せっかくの取材なのにもったいないな、
良賈は深く蔵して虚しきが如しなのに」と思った次第です。

質問です。
先生の蔵書は何冊ぐらいなのでしょうか、
またどこに所蔵し、どう分類はどうされているのでしょうか?
お教え下さい。


■QさんからのA(答え)

昔々書斎の写真をとられた記憶はあります。
東京の私の家の書庫は2階の1部屋ありまして、
何万冊本があるか勘定したことはありませんけど、
普通の人よりはうんと大きな書庫だと思います。
ただ、その本を基にして本を書いているわけではございません。
机は日本・台湾・香港・上海・北京・成都のオフィスと自宅に
全部で十何個はありますけど、
その机の上で原稿を書いてないんです。
私の原稿用紙は机の上ではなくて、
新幹線や飛行機に乗りながら書いておりますので、
私の書斎は動く書斎です。
ですから貧弱に見えたようですけど、
そんなに見劣りのするものではありません。

本を書く時の参考書は自分の頭の中にありますが、
最近頭の中の引き出しが錆びついてきたので、
困っているところです。
ただ、いよいよ駄目という頃には
たぶん死んでいると思いますので、
あまりご心配はかけないことになると思います。


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2008年1月2日(水)

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