第1923回 ■青雲さんからのQ(質問):アメリカへの投資
邱さん、こんにちは。 最近、多くの中国株は上昇してしまって思うように買えません。 逆に、アメリカの株は下降していて、 投資妙味があるように思います。
サブプライム問題やドル離れ、 双子の赤字などの問題もありますが、 私はアメリカはまだまだいけるのではないかと考えています。 特に、マイクロソフトなどの 世界を相手に商売している企業について、有望と考えています。 邱さんは、アメリカへの投資について、 どのようにお考えですか?
■QさんからのA(答え)
私はあなたとは全然考え方が違います。 アメリカの時代はやがて過ぎるだろうと見ております。 どうしてかと言うと、 自分たちが日常に使うものでも 全部よその国から買って、 その代金をお札を印刷して払っているんです。 そういう国の経済が今後上向きになるとはとても思えません。
ただし、株はサイクルによって上がり下がりしますから、 そこの所を狙うのはもちろん勝手です。 私ならパイが大きくなる所へ行って分け前にあずかります。 パイの小さくなる所へ行って、 人ゴミの中に割り込んで 自分の取り分を奪いあう気にはなりません。 全体の流れを見て、魚のたくさんいる所へ行って魚を釣ります。
2007年12月6日(木)