| ■QさんからのA(答え)  私も海南省から奨められて、海口で不動産投資を計画したことがありますけど、
 結局やめました。
 海南島は不動産投資にばかり力が入って、全体が言ってみれば経済特区みたいなところであるにもかかわらず、
 工業に力が入っておりませんので、
 住んでいる人に大きな収入がないために
 不動産の値段が維持できないんです。
 不動産の値段を維持するためには、
 そこに住んでいる人が稼げないとダメなんです。
 稼ぎというのは仕事があって収入があるということです。
 そういう収入は工業がもたらすものなんです。
 海南島に、ホンダがオートバイの工場を作りましたけど、パーツを作る会社が周りになくて、
 一つ一つ全部よそから輸入しなきゃいけないので、
 手間もかかるし運賃はかかるし、
 こんなところでやるよりも、
 もっと工業の発達したところに引っ越したい、
 ときいたことがあります。
 海南島の不動産はこの2、3年少し良くなったところですけども、観光だけでは長持ちしません。
 工業が発達しない限りは、
 海南島で不動産投資をやってはいけないのです。
 同じ不動産投資をやるなら、
 例えば上海でやるとか、
 最近で言えば沿岸地域からもっと奥地の方に動きはじめましたから、
 そちらに行ってやるのが正しいと思います。
 あなたの奥さんが海南島出身だからといって、
 その地縁にこだわったら、ひどい目にあわされます。
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