中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1792回
チャースケさんからのQ(質問):個人投資家の割合

邱先生の示唆に富み、
解り易いコメントいつも有難く読ませて戴いております。

中国株の売買主体についてお教え願いたいと思います。
A株はその殆どが個人投資家で占められていると聞きます。
B株については実際のところどうなんでしょうか?

外国人と言いましても日本人・欧米人・アジア人・香港の中国人
それぞれの割合はどれ程なのでしょうか?
ちなみに私は万科、神華港口、ロータイ紡績を長期保有していますが、
ここ最近の値動きの大きさにあきれるばかりで
とても機関投資家が多い様には思えません...。
最後に今後B株を保有するにあたって注意すべき心構えがありましたら
一言アドバイス戴けると嬉しく思います。
以上、宜しくお願い致します。


■QさんからのA(答え)

あなたが何の心配をしているのか私にはさっぱりわかりません。
株はどんな人が持っていようと、
株価が上がるか下がるかの方が問題です。
いままでの経緯から見て中国のA株は
どうしてA株とB株になったか、その歴史も少しは勉強して下さい。

株を会社で買うのは日本ではあまり珍しくありません。
株の持ち持ちとか、どこの会社の株を会社が持つことは
取引を有利にする上で必要でした。
でも中国にはそういうことがなかったので、
公開されたあとは個人の株主がほとんどです。
それでも国営から出発した会社はいまでも過半数を国が持っています。

B株については外貨の少なかった中国で
外国から機械や材料を買うための資金を
自分たちで調達しろという意味で
米ドルもしくは香港ドル立ての株を発行したのです。
いまはその必要がなくなったので
B株はこれから先はなくなる方向にあります。
いつ合併されるかを皆が問題にしているのです。

そういうことが頭の中でごっちゃになっているので、
自分でも何がなんだかさっぱりわからないんじゃないでしょうか。
人にきくよりも、どうか本も少し読んで勉強して下さい。


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2007年7月28日(土)

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