中国株・起業・人生相談・Q&A-ハイハイQさんQさんデス-邱 永漢

第1786回
よっさんからのQ(質問):ベトナム相手の中国企業

私も、Q先生に刺激を受け、ベトナム株の現地口座を開き、
少額ですがベトナム株投資をはじめました。

最近思うことは、ベトナム株はPERから考えると
少々過熱気味であることと、
現地の証券会社の対応が悪く、スムーズに売買できない不便さが
気になります。
そこで、ふと考えたのですが、
香港に上場している主にベトナムを相手に商売をしている
企業の株を買ったほうが、企業情報も取りやすいし、
売買もしやすいし、しかもまだ現地の株よりも割安のようですので、
こちらの方がいいのではないかと考えるようになりました。

具体的な銘柄としては、
ベトナムにセメントを販売している「睦氏実業(0366)」や
不動産開発やホテル経営をしてる「激成投資(0184)」です。
このような考えはうまくいくでしょうか?
やはり、ベトナム投資はベトナムで行うべきでしょうか?


■QさんからのA(答え)

実際にベトナムに行って口座をひらけば
たちまちわかることですけど、
まだ証券会社がきちんとできていないので、
お客さんよりも
自分たちの方を見て動いているところが多いようです。
ですから私はできることなら
日本の証券会社にも参加してもらって、
現地に新しい証券会社を作りたいと思って、
いまいくつかのルートを通して
有力者に働きかけてもらっております。

でもあなたがおっしゃるような
香港でベトナムの仕事をやっている会社は、
残念ながらその代わりにはならないようです。
ベトナムの事業は
香港の人よりも台湾の人の方がたくさん従事しております。
証券投資に近い分野でも同じことが言えます。
ですから香港からよりはハノイか、ホーチミンで
直接証券会社とうまくつながる方法を考える方がいいと思います。


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2007年7月22日(日)

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