第1771回
■ジパングさんからのＱ（質問）：ヴェトナムで商売

先生が書かれた本を、かれこれ20年以上も、
読ませて頂いております。
その影響でアパレルの仕事をしているときに、
ニットの生産も兼ねて、香港に１年間住んでみました。
まだまだ、今日の中国が繁栄する前でしたが、
中国人を相手に商売をするのは
並大抵のことではないと痛感しました。

先生が言われていた「中国人は商人、日本人は職人」
という言葉通りでした。
然るに、ヴェトナム人の方が日本人に近い
と先生も言われております。
ヴェトナムに行って個人的にできる商売があるとしたら、
どんな関係でしょうか。
７月にはヴェトナムを訪れたいのですが、
何回も訪れている先生から見た目で
教えていただければありがたいのですが。

■ＱさんからのＡ（答え）

元々商売をやるのは容易なことではありません。
日本国内でできないからといって、
外国なら上手く行くと思うのは間違いです。
外国で商売をやるためには
日本の商売のこともよくわかった上で、
外国のことも理解していないといけません。

どこかで新しい仕事をはじめるためには
きっかけをつくる必要があります。
そのきっかけを友達や知人から得ることもありますし、
無謀だけど自分で現地へ行って何とかやっているうちに、
きっかけを探し当てることもあり得ます。
とにかくそのきっかけをつくる必要がありますので、
少々無謀なスタートをきってもよろしいんじゃないでしょうか。